レガシー問題

レガシー問題って?

Webの世界では、新しいプログラム・システムを作ったにもかかわらず、バージョン関係や依存関係から移行できずに、古いプログラム・システムを使い続けてしまうことをレガシー問題を言います。

フロントエンドやバックエンド、インフラなど…Webの様々な分野で、このレガシー問題が頭をもたげています。
代表的な例だと、レガシーブラウザ(IEとか)対応ですね。
(今はもう対応するデザイナーも少なくなってきていますが。)

最近このレガシー問題について、思うところがあったので、書いていってみます。

様々な場面に潜むレガシー問題

このレガシー問題はWeb界隈に限らず、様々なITの分野にはびこっています。

当時は革新的な技術で急速に広まったのに、技術が進歩し、新しい技術に代替されてしまった、なんてことはよくある話です。
ただ古い技術が半ばインフラのように広まってしまったために、そこから新しい技術に刷新しようとしても予想以上のコストが必要となってしまうのです。

その予想以上のコストに尻込みし、「今までこれで問題なくやってこれていたから。」という理由で古い技術を使い続けてしまう…
こうなると後は悪循環です。

長い目で見れば、一度大きなコストを支払ってでも新しい技術を導入した方がリターンが大きいのが世の常なのですがね…
古いシステムを使っていけば使っていくほど、新しいシステムへ移行するコストとクラッシュするリスクが逓増していきますから。

皆さんもこんなセリフを聞いたことがあるのではないでしょうか。

「今までずっとこれでやってきたから。」
 「前例がないから。今回もこれからもこれでいく。」
 「新しいのを入れるのが、面倒だから。」

こんなセリフが飛んでいるということはレガシー問題が内在していると考えた方が良いですね。

組織にも忍び込むレガシー問題

察しの良い方は気づいていらっしゃると思いますが
レガシー問題はITの分野だけでなく、組織にも当てはまります。
実はレガシー問題は抽象的で様々な場面に当てはまる概念なのです。

組織体制を刷新しようとしても、実質何も変わっていなかったり…
新しい事業を立ち上げようとしても、結局なぁなぁで終わってしまったり…
古い組織体制や構造にずっと依存してしまい、新しい環境に対応できずにビジネスチャンスを逃したり…
逓増するコストをどんどん抱え込んでいったり…

と、レガシー問題は組織に大きな悪影響を及ぼします。
一説では、大企業が潰れる理由の多くは、このレガシー問題だそうです。

新しい環境に切り替えるのは大変だけど、メリットもあるよ。

実際問題、新しいことを導入しようとすれば、それ相応のコストがかかります。
また、せっかく導入したとしても使いこなせなかったり、すぐに廃れてしまっては意味がありません。

古い環境・構造から脱して、新しい環境・構造に移行するのはとても大変です。
しかし、メリットもあります。

基本的に新しい技術が導入されれば、作業効率がアップしますし、新しい知見も貯まります。そうすれば、新しいアプローチやビジネスチャンスを見つけることが容易になります。

世の中を引っ張ってきた企業って、このレガシー問題をうまく脱却してきた企業たちだと思うんですよね。
チャレンジ精神が旺盛で、「とりあえずやってみよう」と言う企業です。

まとめ

話がふんわりしていてまとまってない気がしますが…

まとめてみると
人にも組織にも技術にもレガシー問題が存在し、人にも組織にも技術にも新陳代謝が必要ってことです。

レガシー問題に対する特効薬はありません。トライ・アンド・エラーしかないです。
「物は試し」ということですね。