Webデザイナーにマーケティング力が必要な理由

デザイナーにマーケティングが必要な理由

マーケティングは現代Webデザイナーの必須スキル

Webデザイナーは大変です。
1画面のデザインを作るだけでも
・情報設計
・色相
・タイポグラフィ
・レイアウト
・アクセシビリティ………

様々なスキルを身に着けなければなりません。

しかし、Webデザイナーが身につけなければいけない知識はデザインだけに限りません。
現代のWebデザイナーには、特にマーケティング力が必要です。

実際にビジュアルに落とし込むWebデザイナーであるからこそ、市場・商品の本質を理解する力であるマーケティング力が必要なのです。

なぜWebデザイナーにマーケティングが必要か

マーケティングの父、レビット博士は有名な言葉を残しています。
「ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく穴である。」

この言葉はマーケティングの本質を的確に表しています。

ドリルを買いに来た人が本当に欲しいものはドリルではない。穴である。
したがって、従業員は顧客にただドリルを勧めて売るのではなく
・どのような穴が必要か。
・穴の長さは?
・穴の幅は?
・いくつ穴を開けないといけないか?
・何に使う穴か。
・そもそも穴は必要なのか?
を聞かなければなりません。

その上で最適な提案をしなさい。という意味です。

これはマーケティングにおける至上の格言ですが、デザインにも重要な示唆を与えてくれます。
Webデザイナーは今自分が作っている”ドリル”と”穴”をしっかりと認識しなければなりません。

“穴”=ユーザーが本当に欲しいモノ・コトはなにかをしっかりと理解しなければ、“ドリル”=ユーザーが欲しいモノ・コトを実現する装置を作り上げることはできません。

いくら外見の良いデザインをしたと作ったとしても、結局誰にも使われることなく消えていくのがオチです。

マーケティング力はWebデザイナーに全体最適化の視点を与えてくれる

デザインにおいて細部にこだわることは良いことです。
・きめ細かいタイポグラフィを作る。
・絶妙な色の調和を作る。
・精巧なレイアウトを構成する。
とかとか。

例え目に見えない部分であっても細部を作り込むことによって、デザインの完成度は増します。

デザインはビジネスです。ファインアートではありません。
本当に達成すべきは「良いデザインを作ることでなく、あくまでプロダクトを完成させ、売上を上げる」ことです。
企業である以上、この理屈から逃れることはできまん。

先程の
・きめ細かいタイポグラフィを作る。
・絶妙な色の調和を作る。
・精巧なレイアウトを構成する。
といったデザインの作り込みは、部分最適化です。
大切なことに違いはないのですが、優先順位としてはそれほど高くはありません。

デザイン時は、フォントの字間であったり、数ピクセルのズレであったり…と、どうしても細部への作り込みに目がいってしまいがちです。

しかし、本当に大切なことは全体最適化と目標達成。
つまりプロダクトを完成させる。売上をあげる。ことです。

「この表現は今までなかった新しい表現だ。きっと注目されるはずだ!」
デザイナー・クリエーターがこういって、世の中に出してきた商品・作品は多くありますが、そのほとんどは日の目を見ずに消えていきます。
その道のクリエーターが見れば、驚くような表現であっても顧客や一般人には、正直分かりません。
部分最適化で行われるデザインの磨き上げは衒学的になりやすいのです。

この現象から脱却するためにWebデザイナーにはマーケティング力=顧客にとっての”ドリル”と”穴”を見抜く力が必要なのです。

まとめ

まとめるとこんな感じです。

  • Webデザイナーにはマーケティング力が必要
  • ドリルと穴を意識して、デザインをしよう
  • マーケティング力はWebデザイナーに全体最適化の視点を与えてくれる

偉そうに書いてきましたが、私もキッチリとマーケティング力を身につけているわけではありません。
数字を使った実践的なマーケティング分析などになると、かなり弱いですね。
もっと勉強しなければ!