芸術家・デザイナーにしか見えない妖精さんを追え!

芸術家・デザイナーにしか見えない妖精さんを追え!

芸術家・デザイナーにしか見えない妖精とは?

みなさんは、芸術家やデザイナーからこんな話を聞いたことがないだろうか。

ある日、私は締切に追われていてね。
絶対に落とせない作品があったんだ。

当然私は死力を尽くして、作品作りをしていたわけだが、連日の徹夜がたたって、作業の途中で寝落ちしてしまったんだ。

翌日の朝、目覚めた時に思ったね。「ああ。やっちまった」って。
私達クリエイターにとって締切は絶対だからね。

でも、不思議な事が起こっていたんだよ。
なんと私の作っていた作品が仕上がっていたんだ。完成していたんだよ!
しかも自分が思う以上に素晴らしい出来でね。

作業した記憶なんて全くないし。ましてや、完成させた覚えもないのに…。

…これはアレだね。
噂で聞いたことがあるんだが、芸術家やデザイナー達が追い込まれた時に妖精が現れて、作品作りを助けてくれるって伝説があるんだ。

今思うに、あの時は本当に妖精に助けてもらったのかもしれないねぇ…。

…「何をそんなオカルトチックな(笑)…」と思ってしまったことだろう。
芸術家やデザイナー達が追い込まれた時に妖精が現れて、作品作りを助けてくれる…。
そんな便利な妖精がいたら、会ってみたいもんだ…と。

だが、少々待ってほしい。
実はこの「妖精」に関する証言はこれだけでないのだ!(作者ソース)
なんと私の師である日本画家の先生や、私の先輩デザイナーまでこの不思議な現象に見舞われたことがあると言う…!
次はその2つの証言を見ていこう。

日本画家でもある私の師の証言

あの時の忘れもしない。
大切なコンクールに作品を出さなきゃいけない時の出来事だったからね。

風景画を描いて応募しようとしていたのだが、当時は画塾の講師もやっていてね。
朝から夜まで塾生と絵を描く生活をしていたんだ。
自分の時間なんてあまり取れなくてね…。

なんとか完成はするだろうとたかをくくっていたのが間違いで、あっという間に締切日直前になってしまったんだ。

深夜までがんばって絵を描いていたんだが、間に合わなくてね。
結局、疲れて寝てしまったんだよ。

ああ。そうなんだよ。完成してたんだ。
朝起きて、作品を見てみたら、隅から隅までしっかりと描ききられてた。
そんな記憶、これっぽっちもないのにね。

小さな妖精が私を助けてくれたのかもしれないね…。

とある先輩デザイナーの証言

正直あまり思い出したくはないんだけどね。
落としそうになった案件だから(笑)。

当時俺は動画クリエイターだった。一人のね。ワンオペさ。
何分もある動画を一人で作っていたんだ。本当に気が狂いそうだったよ。
でも、若かったからね。なんとか体力と気力だけで乗り切っていたのさ。

…ただそんな俺も連日の無理のせいで、致命的なミスを犯しちまったのさ。
締切日を1日数え間違えたのさ。最悪なのはそれが1日前にってところだ。

気づいたのは帰社後の自宅。今から会社に行って作ったとしても間に合わない。戻る手段だってもうない。
「もーどーにでもなーれ」って感じ。
翌日の朝に覚悟を決めて出社したよ。あんな気合の入りようは入社日以来だったと思う。

…だがな。
できてたんだよ。動画が。ちゃんとな。あとはDVDに焼くだけだった。
全くおかしな話だぜ。

これがあの噂に聞く妖精のおかげなんだろうな。
本当に…妖精様々さ。

妖精の招待は?

さて、ここまで3つの証言を見てきたが、いかがだっただろうか。
私自身は「妖精」に会った事はないのだが、大学の先生、絵の師、先輩デザイナー…と、今まで私が会ってきた凄腕クリエイターは、人生の中で1度か2度ほど、この経験をしているのだ。

それも皆、同じようにこう言う。
追い込まれたら、妖精が現れて、私の作品を完成させてくれたんだ。

なんと便利不思議な現象であろうか。
私が初めてこの妖精の話を聞いた時は、鼻で笑っていたのだが、さすが出会うクリエイター達が一様に口を揃えて「妖精」について言うので、実在するのではと考えてしまう。

しかし!
時は21世紀。
科学の世紀だ。
妖精などという小説のようなオチで済ませられるわけがない。

私は独自に「妖精」の正体を調査し、考察してみた。
以下が、私の提唱する説である。

  • クリエイターの夢遊病説
  • ゴーストライター説

クリエイターの夢遊病説

一番有力な説はこれであろう。クリエイターの夢遊病だ。
無意識の内に作品作りをしていて、無意識の内に作品を完成させていた…というオチだ。

高度に洗練された武術の達人は、無意識の内に最高のパフォーマンスを発揮することができると言う。
私が出会ったクリエイター達は寝ても覚めても、芸術・デザインのことばかり考えているような連中だ。
同じことが彼らの身に起こったとしても何ら不思議ではない。

ゴーストライター説

何とか河内氏と同じように、ゴーストライターが作品を完成させたと考えられないだろうか。
例えば、先輩デザイナーの話では、納期に気づいた同僚の誰かが対処した可能性がある。
彼は一人で動画を作っていたのだが、彼の他にDTPデザイナーが数名在職していたと後に判明している。
専門ではないものの、彼らが作ったとは考えられないだろうか。


いずれの説もあくまで仮説にしか過ぎない。
事例の特殊性ゆえ、任意で妖精を出現させることが難しく、実験が難しいからだ。

残念ながら、今回は「妖精」なるものの正体を突き止めることは出来なかった。
だが、いつの日か妖精の正体を見た芸術家やデザイナーが、その姿を暴いてくれることだろう。

まとめ

この記事のまとめ
・芸術家・デザイナーにしか見えない妖精さんとは?
・クリエイターが本当に追い込まれた時に助けてくれる不思議な妖精が存在する!?
・妖精の正体は?
 ・クリエイターの夢遊病説
 ・ゴーストライター説

…と、まぁ、今回は特命リサーチ200X風に語ってみました(笑)。
とりあえず満足しました。もういいです。

実を言うと、この記事はマジな記事です。
今まで私が会った凄腕の芸術家・デザイナーは、追い込まれた時に不思議な存在が作品を完成させてくれた、と言っていました。
だからこそ、いい作品が作れて、賞もとれたのだ、とも。

私はまだお目にかかったことはないですがね。
いつの日か私の所にも妖精が来ることを願って、今週もいそいそと作品作りに励むとします。